看護師の世界にもいる「お局様」への対処法

医師と看護師と女性

女性が多い職場ならではの悩み「お局様」

女性が多く在籍する職場でかなりの割合で遭遇するのが「お局様」と呼ばれる先輩です。
誰しも年をとって先輩になるわけですのでそれ自体は特に問題はないはずですが、中には職場内における自分の立ち位置を非常に気にするタイプの人がいたりするものです。

いわゆる「お局様」と言われるのは長年その職場で仕事をしてきた女性のことで、仕事だけでなくそこにいる人間関係にまで細かく口出しをしてくる面倒な存在となっています。

お局様の中にもいくつかタイプがあり、本当に仕事ができて素早く指示をする万能タイプの人もいれば、長く職場にいるというだけで大きな顔をするタイプの人もいます。

苦手な上司と一緒の職場にいるというのはそれだけでストレスがたまってしまうものですが、少しでも職場環境を改善していくためにもタイプ別に対応方法を考えていくようにしましょう。

煙たいばかりと思っていたお局様たちも、見方を変えて上手に接していくことで案外自分の職場環境をよくすることができるかもしれません。

厳格タイプのお局様はビジネスライクに接する

看護師の職場の中でも大病院などでよく見かけるお局様のタイプとして「スパルタ型」があります。
こちらは若い時からかなり厳しい診療科を渡り歩いてきた人によくある傾向で、自分にも他人にも厳しいというところが特長です。

仕事はできるので緊急時には非常に頼りになるのですが、仕事が非常にできることから新人や後輩のミスに厳しく、時に非常に強い言葉で叱責したりします。

気の弱い新人看護師の中にはそのあたりの強さに萎縮して仕事が続けられなくなることもありますが、言っていることは間違いではないので誰も逆らうことができなかったりします。

そうした厳しいタイプのお局様に接する場合は、相手にたてつくようなことはせず仕事は仕事として真面目にこなしていくようにするのが一番です。

案外そうしたタイプは素直に仕事をしようという姿勢の相手には優しくしてくれることが多いので、仕事で学べることをどんどん吸収していくことを心がけましょう。

面倒なおせっかい型には極力関わらないように

スパルタ型より面倒度が高いのはおせっかい型のお局様です。
院内や近所の噂が好きで、あれこれ人の事にまでくちばしを突っ込んで来ようとするタイプは一緒にいると疲れてしまいます。

そうしたタイプはあまり真面目に仕事をしないことが多いので、親しそうな態度をしているとプライベートにまで関わってこようとします。

余計なことに巻き込まれないようにするためには、そうした人にはあまり自分のことを話そうとせず、やんわりと距離をとっていくようにするのが一番だと思います。