体調管理に気を配ろう

基本的なところから見直すことで体調管理

忙しく、仕事の時間が不規則になりがちな看護師こそ、体調管理は欠かせません。
昔から「医者の不養生」と言われるように、医療関係者であっても、必ずしも自分の体に気を配っているとは限りません。
長く仕事を続けるためにも、充実した日々を過ごすためにも体調管理には気を配りましょう。

看護師にとって体調を崩す原因となるのが夜勤や、疲労、ストレスです。
夜勤によって生活リズムが崩れますし、疲労やストレスは万病のもとです。
特に女性は、生活リズムの乱れやストレスによりホルモンバランスを崩しがちなので注意が必要です。

ホルモンバランスの乱れを放置していると、生理不順や自律神経失調症のような症状が出ます。
頭痛や下痢、不眠などの症状も引き起こしますし、不妊の原因にもなる可能性があるので可能な範囲で生活スタイルを見直しましょう。
忙しい看護師でも体調管理のために行えることを、食事と睡眠の2つの面から考えます。

体調管理のポイント1.食事

バランスの良い食事は体と心の健康に寄与します。
タンパク質、ミネラル、ビタミンなど健康な体を作るのに欠かせない成分をきちんと摂取しましょう。
ダイエット中でも、タンパク質や脂質、炭水化物などを摂取しないとエネルギーが不足して体を壊します。
食事だけですべての栄養素を摂るのは難しいのでサプリメントで不足分を補いましょう。

食事時間が不規則になりがちですし、夜勤の日は適当な食事になりがちですが、エネルギー源になる炭水化物はしっかり摂ってください。
タンパク質を摂り、夜遅く食事する場合は脂質の取り過ぎに注意しましょう。
夜勤明けは疲れて食事する気力がなくても、ビタミンやミネラル、食物繊維を取るために野菜たっぷりのお味噌汁やスープを食べるのがおすすめです。

手軽にタンパク質が摂取できる納豆などを食べましょう。
夜勤中に小腹がすいたら、お菓子をつまむよりもナッツ類やドライフルーツをつまむのがおすすめです。

体調管理のポイント2.睡眠

質の良い睡眠のため、寝る環境を見直しましょう。
寝具やパジャマは汗を吸収しやすく、肌触りがよいものに変えましょう。
布団が柔らかすぎると、体に負担がかかります。
寝つきが良くなるように、夜勤の次の日は日光を浴びてください。
日光を浴びると体内時計がリセットされます。

また、日光を浴びると脳内物質のセロトニンが分泌されます。
セロトニンが減少すると睡眠ホルモンのメラトニンも減って寝つきが悪くなります。
日光を浴びた後は、遮光カーテンを閉めて部屋を暗くして、静かな部屋で休みましょう。
夜勤の影響は知らず知らずのうちに体に蓄積しますから、体調が悪く前にこまめにリセットしましょう。