子供の友達関係について気になるけど

シャボン玉を楽しむ2人の子ども

口出しは控えましょう

子供が小学生になると、交友関係がぐっと広がります。
子供だけで友達と遊んだり、友達が家に来て遊ぶ機会も増えてくるでしょう。
子供がお友達と仲良くしているか、いじめられていないか…と、親の心配は尽きません。

子供は成長してくると、自分で友達を見つけてきます。
話が合うから、家が近いから、面白いから、塾や習い事が一緒だからなど、子供たちは子供なりの理由で付き合う友達を決めます。
それは子供が人間関係について学ぶ機会となります。

ところが、そこで親が「あのことは付き合わないで」と子供の友達関係に口を出してしまうと、子供は混乱したり、自分の判断を否定されたと思って怒りだしたりします。
親としては、乱暴な言葉遣いの子、自分の子供に対していじわるする子などと付き合ってほしくないと思うのは当然です。

また、親同士が仲良い子供と友達になってほしいという親の都合もあるかもしれません。
ですが、子供の交友関係に口出しして良い結果になることは非常にまれです。
子供が親に対して不信感を持ったリ、親に隠れて遊ぶようになる可能性もあります。
ですから、子供が誰を友達に選ぶかは子供にまかせるべきです。
口出しするのは最終手段と考えましょう。

情報収集はしておくべき

小学生にもなると、親の連絡先も知らないというケースが増えてきます。
ですが、学校以外の場所で遊ぶなら、子供の友達の親の連絡先は聞いておきましょう。
事故や急病などの万が一の際、連絡先がないと困ります。

もちろん、自分の連作先も相手に教えておくべきです。
ただし、連絡先を聞いたからと言って、子供同士のケンカや、ちょっとした行き違いで親に連絡するのはタブーです。
子供同士のケンカや行き違いは、子供同士で解決させるのがベストです。
それがいじめなどに発展しない限り、親が出ていく必要はないでしょう。

子供たちであっても、小さな社会です。ちょっとした行き違い、ケンカなどを乗り越えて、自分たちで解決することで経験を通して「どんなことを言われると嫌な思いをするか」「どんなことをしてはいけないか」といった社会のルールやマナーを学んでいくのです。

問題行動はお友達に直接注意する

子供の友達関係に口出しするのはよくないと上で述べましたが、友達の問題行動を放置しておいてよいわけではありません。
気になることがあれば、機会を見つけてお友達と話し合ってみましょう。
子供であっても、きちんと言い聞かせれば案外分かるものです。

「そんなことをされたら○○君はどう思うかな?」「なんであんなことを言ったのかな?」と相手に何が悪かったのか、きちんと考えさせましょう。
自分の子供と同じような気持ちで接していれば、だんだんとかわいく思えてくるはずですし、きちんと注意してくれるあなたに、お友達もきっと心を開いてくれるはずです。