看護教員の仕事内容
看護師の仕事も好きだけれど、看護師をしていて学んだことを次世代にの人たちに教えたいと考えているのであれば、看護教員になるのも悪くありません。
看護師としての知識や技術を後輩に教える看護教員の仕事は、教えることが好きな人には最適の職業です。
看護教員になれば看護学校で務めることができ、ひたすら仕事がハードな看護師時代とはまた違った充実感を得ることができます。
看護教員になるには
看護教員になるために必要な資格や条件は、どのような機関で看護教師として活躍していきたいかによって異なってきます。
大学や短大で看護教員として教えたいというのであれば、まずは看護師としての臨床経験が5年以上なければなりません。
その上で修士号以上の学位を取り、臨床での実習経験などを積みます。
JREC-IN Portal研究者人材データベースから希望する求人を探し出し、採用面接などを受け、晴れて採用された暁には大学または短大で助教あるいは助手として働くことができます。
看護専門学校の看護教員になりたいというのであれば、臨床経験が5年以上必要です。
その上で看護教員養成研修を修了するか、大学・大学院において教育に関する科目を履修します。
「看護教員免許・専任教員の資格（俗称）」を取得したら、転職エージェントなどを活用して求人先を探します。
採用面接などをクリアすれば、専門学校の専任教員として働き始めることができます。
高等学校看護科の看護教員になる場合も、看護教員免許・専任教員の資格取得までは看護専門学校の看護教員と同様で、その後、地方公務員の採用試験を受ける必要があります。
看護教員というのは非常に人気の高い仕事なので、看護師から看護教員に転職しようと考えている人は、かなり勉強に精を出さなければなりません。
業務から5年以上離れている看護師は、採用試験に応募しても採用されにくい傾向がありますので注意しましょう。
看護教員になると看護師時代のような夜勤がなくなるので、体がかなり楽になります。
雇用形態は、看護師国家試験対策講座の看護教員として働く場合、正社員の他に非常勤、パート・アルバイトなどがありますが、年収は350万円から500万円前後が目安です。
実習施設や臨地実習施設で看護教員として働きたい場合、普通自動車免許が必要とされる職場もありますので、あらかじめ確認しておくといいでしょう。
専任教員にステップアップするためには、「看護教員養成研修」を受けなければなりません。
看護教員養成研修は6ヶ月から8ヶ月ほどの受講期間を要し、しかも夜間コースはありませんので、看護師として昼間働きながら研修を修了することはできません。
将来をよく見極めた上で、行政研修を受けることをおすすめします。