あえて夜勤のみという働き方「夜勤専従看護師」

満月

夜勤を専門的に行う看護師もいる

看護師の仕事といえばハード、不規則というイメージが強いです。
どうしても夜勤が入ることでシフトが毎月変わってきますし夜勤が入ることで体調管理も難しくなります。

特に子育て中の人にとっては夜勤が入ると仕事ができない不安もあります。
そういった人のために夜勤を専門的に行う看護師がおり、それが夜勤専従といわれる人たちです。

夜勤のみを仕事としていると聞くととても大変そうに思えます。
しかし、夜勤専従にはメリットもあり新しい働き方の一つとして注目を集めています。

夜勤専従看護師の働き方

夜勤専従看護師は夜勤に従事する看護師です。
どうしても女性は結婚や子育て、介護といったものが出てくると看護師を続ける際夜勤ができなくなる人も出てきます。
そうなると夜勤ができる看護師が不足するということで、今は夜勤を専門的に担当する看護師を求人する病院も多いです。

夜勤専門は常勤と非常勤と勤務体系があります。
多いのは非常勤です。
非常勤であっても常勤の人のシフトの調整として働く場合もありますし、勤務する曜日が決まっている固定制の場合もあります。

夜勤には時間の制限があり、看護師1人につき1ヶ月の夜勤は上限が72時間です。
そのため多くの病院では夜勤専従の看護師も72時間以内の勤務になるようシフトや契約がとられるようになっています。

夜勤専従看護師のメリット

夜勤の仕事は連続の勤務になりません。
そのため日数的には休日も多くとることができます。
昼間は自由に過ごせる時間もあるので、その間に別の仕事をしたり、ゆっくりと家のことをしたりして過ごすこともできます。

そして、メリットが高いのが給与面が良いという点です。
短時間の勤務であり、なおかつ日数的にもあまり多い勤務ではないですが夜勤は給与が良いので給与はしっかりと得ることができます。

仕事の面でも夜勤の方が日勤よりも落ち着いていて仕事も大変ではないという意見もあります。
とはいえ、これは急患がいなければの場合であり、時には日勤と同じかそれ以上に忙しいこともあり一概には言えません。

夜勤専従看護師のデメリット

デメリットとしてはやはり身体的、精神的な負担が大きい点です。
夜間に働くので生活リズムを作りにくいという人もいます。

昼夜逆転の生活になると体調を崩すという人も少なくありません。
日勤の場合には体力もあり仕事が問題なくこなせていたという人でも夜勤専従になると体調を崩してしまった、ということもあります。

病棟や施設によっては夜勤の看護師が少なく責任者としての対応が求められる場合もあります。
そのため夜勤専従として働く際には高度な知識や技術が必要です。
急患が来た場合には対応力や判断力を求められる場面もあります。