看護師が感じるストレス

ストレス原因1位:疲労

どんな仕事だってストレスはあるものですが、看護師の仕事にストレスはつきものです。
看護師であれば、誰だってストレスを抱えているのではないでしょうか。
看護師に聞いた「あなたのストレスの原因は?」というアンケートで、多かった3つのストレス原因をあげてみます。
みんなのストレス解消法を参考にして、上手にストレスと付き合っていきましょう。

まず、仕事量が多すぎるというのはどの看護師も同意するところです。
看護師は肉体労働と言われるほど、体を酷使します。
仕事中は常に立ちっぱなし、交代勤務が多く不規則、そのうえ残業も多い、深刻な人手不足で夜勤が終わってもすぐに帰れず、あたり前のように残業ということも少なくありません。

結婚、出産してからも子育てと両立して仕事を続ける人が多いですが、夫や家族の協力がないと乗り切るのは困難です。
30代の看護師の退職理由で一番多いのが出産や子育てです。
仕事、子育てや家事などに追われて疲労困憊ということは珍しくありません。

ストレス原因2位:人間関係

男性看護師も増えてきているとはいえ、約90%が女性という看護師特有の環境で、人間関係にストレスを感じている人が多いようです。
上司や先輩に気を遣わなければいけませんし、悪口やいじめ、マウントを取るような行動に悩まされているケースもあります。
看護師には、せっかちできつい性格の人が多いと感じている人もいます。

患者さんや患者さんの家族との人間関係に悩む人こともあります。
ちょっとしたことで非難されたり、クレームをつけられるとストレスがたまります。
医師と患者さんの間に立つ仕事ですし、看護師同士で連携しなければいけないため人間関係で摩擦や誤解、不満が生じやすい環境にあります。

ストレス原因3位:スキル不足

自分のスキル不足をストレスの原因ととらえている人は少なくありません。
十分に看護できていない、患者さんが望むことができない、患者さんに負担をかけていると感じて自分を責め、精神的なストレスになっているようです。

ストレス解消方法

ストレスを溜めないためにも、スケジュール管理は大切ですから優先順位を決めましょう。
例えば、バケツに大きな石と砂を入れたい時、砂を先に入れると石が入りません。
でも石を先に入れてから空いているスペースに砂を入れれば、全部入れることができます。
同じように重要な予定を先に決め、家事や勉強、趣味などを優先順位ごとに並べ、大切なことを先にします。

また、忙しい中でも休息は大切ですから、できるだけ睡眠を取るようにしましょう。
できる時は昼間も10~15分、昼寝をするといいでしょう。
そのほかにも、一人カラオケ、ライブに行く、漫画を読む、映画を見る、あるいはドライブなど1人でもできる趣味はストレス解消に役立ちます。