看護師が勤務中に怪我をする危険性

実は看護の仕事に怪我はつきもの

看護の現場は幅広いフィールドに渡っていますが、一般的な病院勤務の場合仕事中の怪我はかなり頻繁に起こります。
医療行為である注射や点滴の設置においては鋭い針刺しを行いますし、他にもメスやクーパーといった危険な刃物が身近に置かれています。

ちょっと油断をしていたり、手元が狂ってしまったときにはかなり深い傷がついてしまうことになるので、医療現場においては常に緊張感を持っておく必要があります。

他にも重いものを持ち上げて腰を痛めてしまったり、移動中に転倒するなどして骨折をしたりといったこともあるため、場合によっては長く現場を離れざるを得なくなってしまいます。

当然のことながらそうした勤務中の怪我については労災の対象になりますので、申請をすることにより治療費の多くを受け取ることができます。

勤務看護師の場合、社会保険に加入していることで「傷病手当金」を受けることもできます。
これは社会保険に6ヶ月以上加入している人が対象となるもので、病気や怪我が原因で3日以上連続で休んでいる人がその後も長期で仕事ができなくなることが確実な場合に受給申請が可能となります。

申請が認められることで休業中の生活費のサポートが受けられるので、もし重い怪我や病気をしてしまったら速やかに申請手続きをとることをおすすめします。
なお勤務中だけでなく通勤中の怪我でも同様に対象となります。

看護師に多く見られる怪我・疾病

看護師として勤務をしている人に非常に多く見られる症状として、ぎっくり腰や腰痛といった腰の病気があります。
これは立ち仕事が多いことや、患者さんの体を持ち上げなくてはいけないという力業務が関係しています。

特に体力が落ちがちな中年以降のベテランナースさんに多く、夜勤明けなどでやや集中力が落ちてしまったときに無理をして怪我をしてしまうというケースが見られます。

若い看護師さんの場合は体力はあっても力仕事に不慣れであることから、力加減がわからずに怪我をしてしまうということがよくあります。

患者さんの体や重量のあるものを持ち上げるときには怪我の頻度が高まるので、いつでも怪我を起こさないように自分の体の状態を考えて行動したいところです。

またここ近年増加しているのが「うつ病」です。
看護師としての職務期間中に起こったうつ病も労災の対象になりますので、早めに心療内科を受診してください。

看護師のうつ病は、あまりにも忙しすぎる現場での仕事や、緊張感が連続する職務に就くことで起こりがちです。
もし精神面で健康状態が悪化してきたと感じたら早めに上司や人事担当者に相談をして、職務環境を配慮してもらうようにしてください。